「手書きこそ職人技」だと思っていた。
それでも、使い始めたらもうやめられなくなったSurveynoteX
ロープアクセスによる外壁調査・修繕工事をはじめ、高所でのさまざまな特殊作業を手がける株式会社ユニース様。
窓ガラスや外装のクリーニングで培ったロープ技術を生かし、現在では外壁調査、タイル調査、外壁・設備の修繕工事、雨漏り調査・修繕など、幅広い業務を行っています。
ユニース様が大切にしているのは、現場で作業を終えることだけではありません。
調査・施工・品質管理から報告書作成まで一貫して対応し、依頼者がそのまま提出できる品質の成果物を届けることを、自社の強みとされています。
その報告書作成を支えているのが、SurveynoteXです。
しかし、導入当初から前向きだったわけではありません。
長年、手書きの野帳で現場を記録してきたユニース様には、「きれいで正確な野帳を作ることも職人の技術の一つ」という考えがあり、当初はデジタル化に抵抗を感じていたといいます。
それでも実際に使い始めると、今では「もうやめられない」と感じるほど、現場に欠かせない存在になりました。
ガラスクリーニングで培ったロープ技術を、外壁調査・修繕へ
ユニース様の事業について教えてください。
当社は、もともとロープを使った窓ガラスのクリーニングからスタートしました。
ガラスクリーニングの分野では、比較的早い時期からロープを使った高所作業が行われています。そこで培った技術を、塗装、シーリング、外壁調査、修繕工事などへ広げてきました。
現在は、建設会社、管理会社、設計事務所、調査会社、建物オーナーなど、さまざまなお客様からご依頼をいただいています。
調査だけをご依頼いただく場合もあれば、調査結果を踏まえて修繕まで対応する場合もあります。お客様が何を知りたいのか、その後どのように建物を直していきたいのかに合わせて対応しています。
「手書きの野帳も、職人の品質の一部」
SurveynoteXを導入する前は、どのように記録していましたか。
以前は、現場へ紙の図面を持って入り、確認した損傷を手書きで記録していました。
私たちにとって、野帳は単なるメモではありません。
限られたスペースの中へ損傷の種類や位置、数量を正確に書き込み、誰が見ても分かるように仕上げる。きれいな野帳を作れることも、現場で経験を積んだ職人の技術だと考えていました。
そのため、最初にデジタルのシステムを勧められたときは、正直なところ抵抗がありました。
手書きで十分にできているものを、わざわざタブレットへ変える必要があるのか。これまで築いてきた仕事の品質が、かえって失われるのではないか。そう考え、当初は導入に前向きではありませんでした。
使って分かったのは、職人の技術を失うものではないということ
実際にSurveynoteXを使ってみると、ユニース様がそれまで大切にしてきた調査方法そのものが、大きく変わるわけではありませんでした。
現場を見て、損傷の状態を判断し、その位置と数量を図面へ正確に記録する。調査の基本となる部分は同じです。
変わったのは、その記録を持ち帰った後の工程でした。
紙で記録していた頃は、現場が終わった後に野帳を持ち帰り、改めて内容を整理して集計していました。
何度計算しても数量が合わず、確認を繰り返すこともあります。現場作業を終えて疲れている中で、集計や報告書作成のために残業することもありました。
SurveynoteXを使うと、現場で入力した内容がそのまま集計されます。数量が合っていると分かるだけでも、安心して作業を進められます。
紙からタブレットに変わっただけではなく、持ち帰ってからの集計作業から大きく解放されました。
写真も記録も、その場で完結させる
ロープアクセスによる調査では、作業者が高所で建物を確認しながら、損傷の記録と写真撮影を行います。
ユニース様では、タブレットを携行し、不具合を発見した場所で図面へ記録。写真もその記録に紐づけ、次の調査箇所へ移動します。
現場で写真と損傷箇所の関係を整理しておくことで、作業後に大量の写真を見返し、「これは建物のどの場所だったか」を確認する負担を減らすことができます。
不具合を見つけたら、その場所で記録と写真の登録まで終わらせて、次へ進みます。
紙の図面、ペン、デジタルカメラを別々に扱うのではなく、タブレットを中心に作業できるようになりました。
ロープ作業中でも、操作そのものに大きな不便は感じていません。現場で記録を完結できることが、使い続けている大きな理由です。
「使い始めたら、もうやめられない」
導入前の印象は、使い始めてから変わりましたか。
変わりましたね。
最初は、手書きで作る野帳の品質こそ職人技だと思っていましたし、デジタルへ変えることには抵抗がありました。
でも、実際に使ってみると、現場で必要な記録はこれまでと同じように行いながら、その後の集計や写真整理、報告書作成を大きく減らせることが分かりました。
今では、もうやめられないですね。紙のやり方に戻ることは考えにくいです。
変わったのは、職人の価値ではなく、届け方
SurveynoteXの導入は、職人が長年培ってきた知識や判断を、システムへ置き換えるものではありません。
どこに、どのような損傷があるのか。その状態をどう判断し、どのように記録すべきか。調査の品質を決めるのは、今も現場に立つ技術者の経験です。
変わったのは、その技術によって得られた調査結果を整理し、依頼者へ届けるまでの方法です。
手書きの野帳を事務所で転記し、写真を整理し、数量を何度も計算するのではなく、現場で記録した情報を、そのまま集計や報告書へつなげていく。
職人の仕事をなくすのではなく、職人にしかできない判断へ、より多くの時間を使えるようにする。それが、ユニース様におけるSurveynoteXの役割です。
依頼者が「そのまま使える」報告書を
ユニース様では、SurveynoteXから出力した図面、数量表、写真帳を、報告書の添付資料として活用しています。
依頼者によって必要な内容や形式は異なり、損傷の種類、図面ごとの集計、写真の並び方など、細かな調整が必要になることもあります。
全箇所の撮影を求められる現場では、写真が2,000枚を超えることもあるといいます。
それでも、単に情報を並べるのではなく、依頼者が必要な箇所を確認しやすく、その後の修繕や判断に利用できる報告書へ仕上げることが、ユニース様の品質です。
公式サイトに掲げられている「お客様に楽をさせる」という言葉のとおり、調査結果を渡して終わるのではなく、依頼者がそのまま使えるところまで整える。
SurveynoteXは、そのための記録、集計、写真整理を支えています。
現場の声を、次の改善へ
今回のインタビューでは、現在の活用方法だけでなく、写真番号を図面・集計表・写真帳で統一する機能や、ページ数が多くなる数量表のレイアウト、通信環境がない場所での記録、スマートフォンでの簡易入力など、具体的な改善要望もいただきました。
どれも、依頼者にとって確認しやすい成果物を作り、現場の負担を減らすという、実際の業務から生まれたご意見です。
手書きを大切にしてきたユニース様が、使い続ける中で感じている課題や可能性。その声を受け取りながら、SurveynoteXも現場とともに改善を続けていきます。